2013/09/23

裏返しだ!

ドラマなど観ない!大河しか観ない!という父が、珍しく「半沢直樹」を観ていた。私は胃が痛くなるようなサスペンス的展開がものすごく苦手。なので、昨日の半沢直樹は、なんと最後の一瞬しか見なかった(爆)あの、頭取に半沢が呼ばれる場面。終わった後の父との会話。
「なぁなぁ、これ、どうなん?」
「なにが」
「これって、半沢損してんの?」
「そらまぁ、しゃあないやろ。そんだけのことをしたんやし」

母(妻)のいない家に育った私は、子どもの頃から毎晩、企業に勤める父の愚痴の聞き役をしなければならなかった。何が何でも企業に勤めるのは嫌だ!と思っていた。どんな企業でも嫌だ。研究職でも嫌だ(父は研究職だった)。サザエさんに出てくる、あの平和そうな海山商事でも嫌だ。
でも、結局大人になり、就職し、どんな仕事であっても、結局半沢直樹の世界はどこまでいってもついてくるもんなのだと思い知る。

働き出して、散々いろんな嫌がらせも受けたし、嫌みも言われたし、罵られたりもした。人前に立つ仕事である以上、ある意味仕方ないことかもしれない。オンナのドロドロに巻き込まれるのは、オンナだから仕方ない。でもそれが全部先輩にあたる人だったのには、正直、引いた。そして、嫌がらせやいやみを言ってきた人々に、私はある意味、「恩」で報いてきた。仕事を助ける、引き受ける、代わりに後始末をする…。

「お前、人がよすぎるやろ。お前がそれをしたからといって、あいつは何もお前に返してはくれへんのやぞ。そういうやつやろ。お前、分かってるやろ」
と言われたこともある。返してもらおうなんて思っていたら絶対にやらないだろう。返す、返さないの世界ではない。助けることも引き受けることも後始末をすることも、私に課された仕事なのだ。礼を言われたことも一度もない。だけど違う場面で、違う形で、違う人(違う方)が報いて下さる。そう信じているから、私はそこで折れずにやってこられたのだと思っている。


この前まで褒め称えるようなことを言っていたのに、ころっと手のひらを変えて悪口を言い出す人がいる。考えが180度変わって、周りを振り回す人もいる。何があったのか知らないが、ありゃあ「裏返し」だなぁ。表と裏があるものは怖い。倍返しとは無縁の世界にいる人が多いと思うけど、案外「裏返し」は多いんじゃないかしら。自分もうっかり間違えないように気をつけなくては。

「人はその口の結ぶ実によって腹を満たし、そのくちびるによる収穫に満たされる。」

さ、仕事しよ…。



そういえば、「半沢直樹ゲーム」が最近ひそかにはやってるらしい。昔の「せんだみつおゲーム」みたいなやつ。あれ、子どもには難しいなー。大人の遊びですな。

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