2014/11/02

その輝き、本物 …?

 
 中学校の時の同級生と十数年ぶりに会う約束をして、会った。

 十数年ぶりということは、中学校卒業以来ということ。しかも何より、その同級生は2年生のときにクラスが一緒だっただけで、決して仲が良かったわけでもない。たまたま中学校で一番仲の良かった子と会うことになり、そこから、会いましょうという話になった。本当にそれだけ。
 中学校2年生、人生の中でたぶん一番荒れた一年。しかも後半の学校生活の半分は教室にいなかったはず。ほとんどクラスメートと口をきいた記憶もない。なのになぜ?

 という疑問が消えず、「中学校の同級生と会うんだけど…」と話した相手みんな、「それは絶対何かある」「きっぱり断った方がお互いのためやで」と答えを返してくれる。びびりながら、地元のカフェで会った。
 大体察しがついてはいたのだけど、彼女はエステの勧誘をしたかったようだった。タイミングをみて、ごめん、用事があるからまたねー、といって帰ってきた。


 「幸せになる」「キラキラオーラ」「ハッピー」「かわいい」「素敵」「感謝」「めっちゃいい」……

 彼女との会話には、そんな、とても素敵な言葉がたくさん並ぶ。目をキラキラさせて話す。声もふんわりかわいいトーン。確かに、人との会話でネガティブなものよりは、ポジティブな言葉がたくさん出てくる方がいい。
 でも彼女からは、とても必死な気持ちが伝わってきた。必死で幸せになりたくて、必死でキラキラして……。輝いているのは、彼女の外側。聴いていると、色々大変なことがあったらしかった。

 彼女が過ごしてきた時間を思うと、それを面と向かって否定することはできない。主が彼女にも触れてくださるように、と祈らずにはおられない。この世的なものをまざまざと見せつけられた。自分が信じているものが、正しかろうが間違っていようが、決して揺らがずにすがり続ける。エステの評判はとても悪いようだけど、彼女の耳には届いているんだろうか。

 
 輝き女子になることが目標なんじゃないと思う。目指すところを間違ったら大変だなあ。


 なじみの喫茶店でその話をしたら、常連のお姉さんが「そういうときは、『私は自分の美に満足しております』って言うたったらええねん」と言ってくれた。ああ、次同じようなことになったら、そのセリフを使おう…

 とはいえ、お肌のお手入れには気をつけようと改めて思い、家でいつものパックをした。自分の身の丈にあったところで、いつもほどよく調子よくいられるのが一番いい。

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